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雷でパニック

ネットよりご相談頂きアシストしました。

今回のご相談内容は、雷大嫌いなワンちゃんについてでした。
5歳の男の子
今年の気象は人間にとっても酷暑で気圧の高低差が激しい状況です。
🟥ご相談内容は、異常気象により異常なまでの雷の多さで、もはや病的なレベルになってしまって、困ってます。
⚠️パニック状態になる。
モノを手当たり次第に噛みまくって破壊。
ワンちゃん自身にも歯がダメージを受けます。
⚠️飛び出して居なくなる。

▶️これらは、意外に良くある相談で雷が発生すると、犬が恐怖を現し混乱します。飼い主にとってもっとも大切なのは、普段と変わらない行動をとることです。飼い主がうろたえてしまうと、犬はその恐怖を感じ取り、かえって不安を募らせてしまいます。そのため「怖いね」と声をかけたり、抱き寄せようとしたり、過剰なスキンシップも逆効果。飼い主が普段通りであれば、犬も少しずつ状況を理解し、平常心を取り戻していきます。
過剰に心配をするのもいけませんが、叱りつけるのも恐怖行動を加速させる原因になります。怖がっている犬に対して罰を与えるような対応は、犬との信頼関係も壊しかねません。多少、落ち着きがない行動を見せても、なるべく平然と、いつも通りにふるまってください。
また、犬が室内にいるとき部屋の隅やベッドの隙間、クレートなどに移動した場合は、身をひそめることで安心を得ようとしています。安全が確保されている場所であるならば、そのままそっと見守りましょう。ただし行動が制限されるとパニックが増す恐れがあるため、クレートの扉はかならず開けておいてください。
留守番が多い犬には、留守番時に雷が発生したときのために、室内に逃げ場をつくっておくことをおすすめします。狭く静かな場所や使い慣れているおもちゃを置くなど、犬が安心できる工夫をしてあげましょう。雷による停電でエアコンが切れても大丈夫なよう、夏場は冷却マット、冬場は毛布を常備しておくとさらに安心ですね。
🔴犬が恐怖心のあまり、嘔吐や痙攣、失神といったひどい身体な異変が出た場合は放っておかず、早急にかかりつけの動物病院に連れていきましょう。また恐怖行動がエスカレートし、極度のパニック状態に陥ってしまう犬もいます。こうなると飼い主の言葉やジェスチャーでは制御ができません。
犬はパニックになると不安行動から逃避行動に出ることが多く、家を飛び出してしまう場合もあります。実際、雷雨の日は普段よりも迷子の犬が増えるという報告もあります。雷が起きたら、玄関や窓など出入り口のカギはかならず閉めて不安行動に備えておきましょう。

雷に対する恐怖行動・不安行動があまりにもひどいようなら、「雷恐怖症」の可能性もあります。恐怖感の緩和をめざして、獣医行動診療科認定医がいる動物病院に相談するのもひとつの方法です。行動療法ではカウンセリングを通じて、原因を突き止めた後、認定医の指導のもと、日常生活の見直しやトレーニング、ときにはサプリメントなども使用しながら、恐怖心に負けない心を育んでいきます。
常に迷子札は付けておくと良いかもしれません。
それと、万が一に備えて、怪我や事故に繋がる物は無くしておくのが良いかと思います。
後は、暫く室内で過ごすと言うケアーも方法かと思います。 
🟢我が息子(犬)も6歳で室内飼育で最近、散歩中にうんちをし終わった瞬間、雷が落ち音の凄さに驚き、雷恐怖症になっています。そのせいで近隣の打ち上げ花火も怖くなっていますが、雷が鳴りだすと私は普段通り接していたり、自分なりに逃げ場に行き様子を伺っていますので、遠目に診て対処しています。


🔺ワンチャンも私たち同様に個体差があって当然です。恐らく怖がりは、社会性不足や持って生まれた気質のどちらかに有るかと察します。有る部分、飼い主さんが犬に100%の安心感を与える事も大切です。
怖がりの犬を苦手な刺激に慣らしていくうえで大事なことは、飼い主さんが、その子に「いろんなものが怖いけど、私たち家族がいたら安心」という100%の保証を与えられるかどうかも大切です。
⚠️また、犬によって目標地点はまったく異なります。
怖がりな子をトレーニングでどこまでもっていけるかは、住んでいる環境、その子の年齢や力量、飼い主さんの力量によって、目標地点がまったく変わってきます。10頭いたら10頭違います。でも、犬のいいところは、何歳でも変われる可能性を持っている動物だということ。だからこそ上手に導いて長期戦で接してあげてほしいです。
無理せず、焦らず頑張ってみて下さい。

2023/8/28