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虹の橋のお話は
こちらから

        『   虹 の橋 』
 原作者不詳.      
日本語訳:ふくふくやま
 
天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれている場所があります。この世界で生前、誰かと寄り添い、暮らしていた動物たちは、その命の灯が消えたとき、「虹の橋」のふもとへ行くのです。
 そこには、草原や丘が広がっていて、
動物たちはそこで駆けまわり、ともにじゃれあって、楽しく遊んでいます。おなかいっぱいのごはんと、きれいなお水、そして優しい太陽の日差しに溢れていて、みんながそのあたたかな場所で、のんびりと暮らしています。
 病気にかかっていた子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、傷の痛みに苦しんでいた子もすっかり健康なからだを取り戻し、昔のように、そしてまるで夢のように、そこでは過ごしているのです。動物たちは幸せに暮らしているのですが、たったひとつだけ、心を満たしていないことがあります。
それは、かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人が、ここにいないことが、恋しくて、寂しいのです。動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていたある日、ある子がふっと立ち止まり、遠くを見つめていました。
その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、よろこびで震えだします。突然、その子は仲間から離れ、草原を飛ぶように走っていきます。速く、速く、それはまるで風のようです。その子の視線の先にいたのは、共に過ごし、愛し合い、寄り添っていたあなたでした。その子とあなたは、虹の橋のふもとで再び出会います。あなたは、愛するわが子を抱きしめ、愛情いっぱいにふれあい、二度と離れることはありません。あなたは満面の笑みで幸せにあふれたキスを受け、もう一度、愛するわが子を抱きしめるのです。そして、わが子の顔をのぞきこみ、見つめあっては、語りかけます。きみと別れてからの長い長い人生を、私は一生懸命生きてきたよ。
その中で、きみを忘れたことは一度たりともなかったよ。やっと会えたね。
 
そしてあなたたちは寄り添いあって、共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです。

2021/1/17